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IHFの沿革

財団法人 労働衛生会館(The Industrial Health Foundation, IHF)は、1950年に労働省の許可財団として設立されました。当時、大平洋戦争直後の経済復興期にあたって、わが国の労働環境には、劣悪なものがありました。このため労働力の確保には、何よりも職場における労働衛生環境を改善することが国家的急務となっていました。

 
当時、GHQ(連合軍総指令部)の強力な指導の下に衛生法規が制定され、企業における健康管理体制を確立すべく衛生管理者の養成と労働者の衛生知識の普及向上、労働力の保全を図るための然るべき適切な公共機関の設立が迫られていました。

 
ここに、当時の労働大臣、保利 茂氏の懇請に基づき山元 春次氏の私財の提供と協力を得て、財団法人 労働衛生会館が設立されました。

 
尚、当財団は設立当初から今日に至るまで、全て前・現 山元理事長の私財によって賄われ、国などからの補助金等は一切受けておりません。

公益法人改革関連法に基づき、2012年5月1日付けで「一般財団法人労働衛生会館」として移行認可を受け名称変更を致しました。


財団の活動

■設立から1960年頃

 
衛生管理者の養成
一企業一名の委託生を受け入れ、年間約200名の衛生管理者を養成しました。6ケ月のコースで無試験の特典を付与され、基準局長より免状の授与がされました。また、1ケ月の短縮教育によって国家試験を実施し、合格者に対し免状が付与されました。本事業の終了までに、約4,500名の衛生管理者が養成されました。

平和記念病院の設立と巡回健康診断の実施
医師・職員80名を擁し、レントゲン車2台・マイクロバス1台・乗用車2台を備え外来治療と巡回健康診断を開始しました。当時の最新医療機器を設備した平和記念病院では地域における事業所労働者に対して、衛生知識の普及など様々な活動を通じ労働衛生の推進を行い、又、当時社会的な問題となっていた結核、皮膚病、トラコーマなどの治療に全力を挙げて取り組み、大きな効果を挙げました。
東京毎日新聞との連携による無料健康診断を実施するなど巡回健康診断による疾病の早期発見と、患者に対する精
密検診・療養指導を実施し、労働者の健康管理に貢献してきました。

 
 

 ■1965年以降

 
無料人間ドッグを1日10人前後の規模で実施し、受診者数は、6,000名を数えました。事業費用は、総額2億円にのぼりました。
1985年には、現職の山元 雅裕が理事長に就任しています。
1986年には企業フィットネスを理念とした健康づくり事業に参加しクリニック内に運動機能測定などの施設をつくり、エルゴメーターなどを搭載した巡回型運動機能測定車両を導入しました。
2005年には、日本の産業医学の研究と更なる発展に貢献するために産業医科大学 前学長 大久保利晃名誉教授が理事、会長に就任しています。